2009年10月28日
初等教育の普及【10/27 定例活動について】
MDGs(ミレニアム開発目標)
Goal2:普遍的初等教育の達成-2015年までに世界中のすべての子どもが男女の区別なく初等教育の全過程を修了できるようにする。
Goal3:ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上-2005年までに初等・中等教育における男女格差の解消を達成し、2015年までにすべての教育レベルにおける男女格差を解消する。
どうやら達成できそうにない。
*初等教育・・・基礎的な知識・技能・態度を養うためのもの。「読み・書き・計算」
教育を受けられないと悪循環(親が貧しい→子どもが教育を受けられない→孫も…)
教育が受けられない人々がいる原因は…?
途上国では教師の数が少ないし(女性教師も少ない)、給料が安くて、あまり熱心ではない。
授業料は無料でも、教科書や制服が有料で通えない人もいる。(国際規約で授業料は無料にするようにというきまりになっている)
教育予算の配分が少ない(ex.インドは教育予算は全体の1%)
紛争など政情不安で通えない。物理的に遠い。教育の重要性を知らない。
言語の相違(教育される言語と日常言語の違いなど)
過酷な児童労働。(今生きることが優先される)
児童労働で社会が得られる利益<初等教育の普及で社会が得られる利益
という研究結果も出ている。
2つの就学率
総就学率・・・公式の就学年齢に相当する子どもの数に対する実際にその教育段階に就学している子どもの割合。
純就学率・・・公式に定めている就学年齢に相当する子どものうち実際に就学している子どもの割合。
で、2008年ユニセフの就学率調査データを見て・・・
データは地域全体の平均値
「最後の5%」
性別、民族、宗教的問題で通えない人を考えると、まだまだ教育100%は遠い目標。
ミレニアム開発目標の達成には、現在の3倍の資金援助が必要。
世界は今、何ができるか?
先進国
途上国の実情を聞く(支援費が無駄にならないように)
人の派遣
教育の必要性を説明
効率のよい教育ツールの開発
教育支援に対する理解
NGOの活用、ノンフォーマル教育
インフラ整備
途上国
支援の意思表示
自文化の再認識
→支援を受ける見返りの創出
国内格差是正
自国地域内人材活用
政情安定
教育支出を増やす
政策
教育必要性訴える
?? 疑問1 ??
教育をする=現行の西洋的な考え方の普及
ということは、絶対するべきことではないのではないでしょうか?
なぜ教育を勧めるか?
N.
・福祉国家的な自由の手助け、選択枝を広げる
→手助けは押し付けがましい
自由って何なのか?
T.
資本主義の概念が広がっている世の中において、外との接触を考えたらある程度の教育は必要
O.
生きていくために必要なものが教育であり、各地域に存在しているもの。
グローバリゼーションの波の中で、アメリカ的な考えの普及という部分がある。
H.
資本主義の世界の中で、国をなしていくためには資本主義的な考えは必要。
ブータンのGHPのような考えも面白いけど。
K.
大量消費社会を形成し、資本家に有利な状態を作るための戦略。
?? 疑問2 ??
途上国の支援をすることは必要か?
N.
国は国益を求めて行動する。人の才能は社会に還元すべきであり、国レベルでも同じで国の才能は世界に還元すべきである。
国は国益のために行動するべきだから
無償で提供すると調子に乗る。フリーライダーがある。
先進国の国民の税金が、自分たちのために使われない。
ので、善意での支援はいらない。
H.
植民地から資源を奪ってできた今の関係。
T.
強いものが弱いものを援助するものは当たり前だと思う。自分たちのお金を良いことに使えているいう気持ちになる。
K.
伝統・文化を大事にすべき。伝統文化を壊すような援助は必要ない。
O.
援助する時は、国益を考えてするべき。力がある国がその考えを広めているのは当然。
N.
スタート地点が違うから結果の平等を求める。
K.
お金で換算されない部分も多くあるので、国民的な感情なども関わってくる。
プレゼンについて
・発表に自信を持ってやるといいと思います。
・自分の意見をビシッと主張していいと思う。
・参考文献の掲示
・プレゼンの目的は何なのか?議論、意見交換、アイデア出し
・タイムマネジメント
感想
・根本を疑うっていうことが普段やっていないことで貴重な経験でした。
・「比較政治制度論」2008年9月
変数を用いてわかりやすいです(By Nさん)
次回は、
11月10日(火)18:30~
場所はのちほど。
テーマものちほど。
Goal2:普遍的初等教育の達成-2015年までに世界中のすべての子どもが男女の区別なく初等教育の全過程を修了できるようにする。
Goal3:ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上-2005年までに初等・中等教育における男女格差の解消を達成し、2015年までにすべての教育レベルにおける男女格差を解消する。
どうやら達成できそうにない。
*初等教育・・・基礎的な知識・技能・態度を養うためのもの。「読み・書き・計算」
教育を受けられないと悪循環(親が貧しい→子どもが教育を受けられない→孫も…)
教育が受けられない人々がいる原因は…?
途上国では教師の数が少ないし(女性教師も少ない)、給料が安くて、あまり熱心ではない。
授業料は無料でも、教科書や制服が有料で通えない人もいる。(国際規約で授業料は無料にするようにというきまりになっている)
教育予算の配分が少ない(ex.インドは教育予算は全体の1%)
紛争など政情不安で通えない。物理的に遠い。教育の重要性を知らない。
言語の相違(教育される言語と日常言語の違いなど)
過酷な児童労働。(今生きることが優先される)
児童労働で社会が得られる利益<初等教育の普及で社会が得られる利益
という研究結果も出ている。
2つの就学率
総就学率・・・公式の就学年齢に相当する子どもの数に対する実際にその教育段階に就学している子どもの割合。
純就学率・・・公式に定めている就学年齢に相当する子どものうち実際に就学している子どもの割合。
で、2008年ユニセフの就学率調査データを見て・・・
データは地域全体の平均値
「最後の5%」
性別、民族、宗教的問題で通えない人を考えると、まだまだ教育100%は遠い目標。
ミレニアム開発目標の達成には、現在の3倍の資金援助が必要。
世界は今、何ができるか?
先進国
途上国の実情を聞く(支援費が無駄にならないように)
人の派遣
教育の必要性を説明
効率のよい教育ツールの開発
教育支援に対する理解
NGOの活用、ノンフォーマル教育
インフラ整備
途上国
支援の意思表示
自文化の再認識
→支援を受ける見返りの創出
国内格差是正
自国地域内人材活用
政情安定
教育支出を増やす
政策
教育必要性訴える
?? 疑問1 ??
教育をする=現行の西洋的な考え方の普及
ということは、絶対するべきことではないのではないでしょうか?
なぜ教育を勧めるか?
N.
・福祉国家的な自由の手助け、選択枝を広げる
→手助けは押し付けがましい
自由って何なのか?
T.
資本主義の概念が広がっている世の中において、外との接触を考えたらある程度の教育は必要
O.
生きていくために必要なものが教育であり、各地域に存在しているもの。
グローバリゼーションの波の中で、アメリカ的な考えの普及という部分がある。
H.
資本主義の世界の中で、国をなしていくためには資本主義的な考えは必要。
ブータンのGHPのような考えも面白いけど。
K.
大量消費社会を形成し、資本家に有利な状態を作るための戦略。
?? 疑問2 ??
途上国の支援をすることは必要か?
N.
国は国益を求めて行動する。人の才能は社会に還元すべきであり、国レベルでも同じで国の才能は世界に還元すべきである。
国は国益のために行動するべきだから
無償で提供すると調子に乗る。フリーライダーがある。
先進国の国民の税金が、自分たちのために使われない。
ので、善意での支援はいらない。
H.
植民地から資源を奪ってできた今の関係。
T.
強いものが弱いものを援助するものは当たり前だと思う。自分たちのお金を良いことに使えているいう気持ちになる。
K.
伝統・文化を大事にすべき。伝統文化を壊すような援助は必要ない。
O.
援助する時は、国益を考えてするべき。力がある国がその考えを広めているのは当然。
N.
スタート地点が違うから結果の平等を求める。
K.
お金で換算されない部分も多くあるので、国民的な感情なども関わってくる。
プレゼンについて
・発表に自信を持ってやるといいと思います。
・自分の意見をビシッと主張していいと思う。
・参考文献の掲示
・プレゼンの目的は何なのか?議論、意見交換、アイデア出し
・タイムマネジメント
感想
・根本を疑うっていうことが普段やっていないことで貴重な経験でした。
・「比較政治制度論」2008年9月
変数を用いてわかりやすいです(By Nさん)
次回は、
11月10日(火)18:30~
場所はのちほど。
テーマものちほど。
Posted by 筑波大学国際問題研究会 at 19:54│Comments(0)
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