2011年09月16日
9月16日の活動報告\(^o^)/
久方ぶりのブログ更新です。
毎度のことながら活動後すぐに更新すればいいものを先延ばしにしてしまい、すみません(・へ・)
9月16日は、『持続可能な開発とエコロジカル・フットプリント』というタイトルで国際2年 中川が発表させてもらいました。
内容は私が1学期に授業で習ったことをちょっとアレンジした感じです。
地球への環境負荷が問題になっている昨今、その負荷の度合いを客観的な数値として表わすのに様々なツールがあります。
そのうち2つを今回の発表で紹介しました。
その1-IPATの公式
どこぞのリンゴの会社の商品名みたいですが、違います。
I=P×A×T(Impact=Population×Affluence×Techonology)
の公式で環境への負荷を計ります。
簡単な練習問題を載せておきます、ぜひ考えてみてください(^^)
人口1000人の小さな2つの市を想像してください。A市とB市です。
A市はドーナツ化現象が進んでいるため、市民は全員、燃費の良い車(リッター15万km)を所有し、年間の平均走行距離は2万kmです。
一方、B市の状況は、ちょっと違います。公共交通機関が発達して、しっかりした都市計画に基づいて公共施設が整えられているため、車が必要な市民は半分しかいない。車の年間平均走行距離は、1万kmです。しかし、それらの車は旧式なので、A市の車よりも燃費が悪い。(リッター10万km)。
さて、この場合の燃料使用による環境影響を、IPATの公式を使って計算してみてください。
答えはコメントにて!!
その2-エコロジカル・フットプリント
エコロジカル・フットプリントとは、食糧や住宅、工業製品など人間が生きるために必要なものを生産したり、CO2など廃棄物を吸収・浄化するために必要な土地・水域面積のこと。
フットプリントをもとめる手順は以下の通りです。
①あるエリアの経済活動の規模を、土地や海洋の「表面積(ヘクタール)」に換算。
⇓
②その面積をエリア内人口で割って、1人あたりのエコロジカル・フットプリント(ha/人)を指標化。
⇓
③エリア適正規模(環境収容力)をどれくらい超えた経済活動をしているかが、一目でわかります。
この分析をするためのデータソースは国際機関から取ってくることが出来ます。
気になった方は、積極的に調べてみてください。
今回の発表では上の2つだけを紹介しましたが、まだまだあります。
IPATの公式もエコロジカル・フットプリントもそうなんですが、いろいろと考慮すべき点が抜けていて正確な環境への負荷を計ることが出来ているとは言えません。
でも、世界各国が自国の開発・発展のエゴを出し合う中で、環境負荷を客観的に計る指標が必要です。
そんなときに少しは役に立つと思いますよ。
以上報告でした。
ブログ更新めんどくさがりな性格を本当に反省しています。すみませんm(__)m
毎度のことながら活動後すぐに更新すればいいものを先延ばしにしてしまい、すみません(・へ・)
9月16日は、『持続可能な開発とエコロジカル・フットプリント』というタイトルで国際2年 中川が発表させてもらいました。
内容は私が1学期に授業で習ったことをちょっとアレンジした感じです。
地球への環境負荷が問題になっている昨今、その負荷の度合いを客観的な数値として表わすのに様々なツールがあります。
そのうち2つを今回の発表で紹介しました。
その1-IPATの公式
どこぞのリンゴの会社の商品名みたいですが、違います。
I=P×A×T(Impact=Population×Affluence×Techonology)
の公式で環境への負荷を計ります。
簡単な練習問題を載せておきます、ぜひ考えてみてください(^^)
人口1000人の小さな2つの市を想像してください。A市とB市です。
A市はドーナツ化現象が進んでいるため、市民は全員、燃費の良い車(リッター15万km)を所有し、年間の平均走行距離は2万kmです。
一方、B市の状況は、ちょっと違います。公共交通機関が発達して、しっかりした都市計画に基づいて公共施設が整えられているため、車が必要な市民は半分しかいない。車の年間平均走行距離は、1万kmです。しかし、それらの車は旧式なので、A市の車よりも燃費が悪い。(リッター10万km)。
さて、この場合の燃料使用による環境影響を、IPATの公式を使って計算してみてください。
答えはコメントにて!!
その2-エコロジカル・フットプリント
エコロジカル・フットプリントとは、食糧や住宅、工業製品など人間が生きるために必要なものを生産したり、CO2など廃棄物を吸収・浄化するために必要な土地・水域面積のこと。
フットプリントをもとめる手順は以下の通りです。
①あるエリアの経済活動の規模を、土地や海洋の「表面積(ヘクタール)」に換算。
⇓
②その面積をエリア内人口で割って、1人あたりのエコロジカル・フットプリント(ha/人)を指標化。
⇓
③エリア適正規模(環境収容力)をどれくらい超えた経済活動をしているかが、一目でわかります。
この分析をするためのデータソースは国際機関から取ってくることが出来ます。
気になった方は、積極的に調べてみてください。
今回の発表では上の2つだけを紹介しましたが、まだまだあります。
IPATの公式もエコロジカル・フットプリントもそうなんですが、いろいろと考慮すべき点が抜けていて正確な環境への負荷を計ることが出来ているとは言えません。
でも、世界各国が自国の開発・発展のエゴを出し合う中で、環境負荷を客観的に計る指標が必要です。
そんなときに少しは役に立つと思いますよ。
以上報告でした。
ブログ更新めんどくさがりな性格を本当に反省しています。すみませんm(__)m
Posted by 筑波大学国際問題研究会 at 11:16│Comments(0)
│活動報告