2009年02月12日
ファイナルぱっくの報告
ファイナルぱっくは、
トルコの話。
トルコを語れば、世界と日本が見えてきますね。。
大変、大変勉強になりました。
以下、拙いメモです。。
まずはトルコでブレーンストーミング
・EUに入れない
・イスラム、キリスト教(イスラムを抑圧してきた)
・トルコアイス
・治安が悪い(アルメニア問題、クルド人)
・親日国家←トゥールーズ号事件で仲良くなりのちに日本も救われる
国際問題
・EU加盟
・クルド人
・カスピ海油田
トルコの隣国
ギリシャ
ブルガリア
シリア
イラク
イラン
グルジア
2008年8月にロシアと戦争、油田がある
(イスラエル)
トルコは、ヨーロッパ?中東?コーカサス?
未だに学説もさまざまある。
国際的なアイデンティティーの漂流が続く
注:コーカサス地方は黒海とカスピ海の間
「4年と4か月」・・・ぱっくさんが初めてのイイラの発表でトルコを扱ったのが、4年と4か月前
「トルコはイスラム国家で唯一の民主主義国」
★民主政の確立
⇔3度の軍部のクーデター・軍部の発言が強い
・・・トルコの建国には軍部が活躍した歴史がある
建国の父 「ケマル・アタテュルク」
★世俗主義を採用≒政教分離
ヨーロッパにならい、政教分離を実施
コーランのアラビア語をトルコ語に翻訳など
⇔
国民の99.8%がムスリム
2002年からイスラム政党であるAKPが与党になる
トルコのねじれ
イスラム国家であるにもかかわらず世俗主義
その結果
→民主的に選出された政党を軍部が打倒
多数派であるムスリムが信教の自由を侵害される
憲法などで信教の自由を明記はされていない。
イスラム教は政教不可分
軍部はケマル・アタテュルクのカリスマ性を引き継いで
国を繁栄させようとしている。
トルコとEU
EU加盟は、経済的、思想的な影響がある
トルコにとっては、EU加盟は国家的なアイデンティティに関わる
トルコとアメリカ
冷戦期は共産圏の防波堤として緊密な軍事協力
冷戦後は民主化のモデルとして期待
2003年のイラク戦争において、アメリカの基地提供を拒否し、
関係は悪くなった。
(クルド人を巡るアメリカのダブルスタンダードが不評)
PKKを中心とするクルド人テロ組織へのトルコ攻撃には消極的な関わり
トルコとイラク
イラクは、トルコに侵攻する一部のクルド人を野放しにしているとトルコに批判されている。
トルコは、イラクへの越境軍事侵攻でイラクに批判されている。
EUにとって、
トルコが加盟するメリット
思想的な広がり、市場の拡大など
トルコが加盟するデメリット
労働者の大量流入など
トルコとイラン~~仲介外交への期待と不安~~
イランには莫大な石油があったため、上手く付き合ってきた。
イランの核開発などにも理解を示し、IAEAの査察の受け入れと平和的核開発を要求
トルコとグルジア~~仲介外交~~
パイプライン建設で協力していた
ロシアとグルジアの衝突の仲介を果たそうとしたが、実際はあまり効果はなかったか??
トルコとイスラエル
イスラム国家の中で唯一イスラエルへ水供給を維持
アメリカの軍事兵器を仕入れられるという事情もある
トルコの外交戦略 ゼロ・プロブレムは成るか?
地政学的要衝としての立場を最大限に活かすとして、AKPは動き出している。
まずはイスラエルの批判を。。
イスラム神学者、ウラマーという集団
イランにおいては、ウラマーが政治も担っている。
スカーフ論争
トルコでは禁止されていたが、AKPが解除した。
国民がEU加盟を熱望しているのは、問題が山積みだからか?
誰かが守ってくれることを希望している。。
⇔
ゼロ・プロブレムでは、どこにも帰属しない路線?それならばどこからも守れない。
イスラム政党が与党になることは、EU加盟にとってマイナスなのでは?
AKPはイスラムでも穏便派なので、政策実行力がかわれて与党となった。
トルコの外交カードは?
★地政学的要衝(活かしきれるだけの資源はない)
★トルコ料理(は弱い)
特になく、アメリカに近づいてなんとかしようとした。
日本に似ている!?
1960年代に、アメリカを離れて国連外交で失敗した。
AKP登場の背景となる部分も似ている。
→小泉さん人気で盛り上がった日本と同様の盛り上がり
参考
ぱっくさんおすすめ写真掲載サイト
ビッグ・ピクチャーズ
→リンク貼ろうと試みるも見つからず・・・。見つけた方はコメントください。
文責927
トルコの話。
トルコを語れば、世界と日本が見えてきますね。。
大変、大変勉強になりました。
以下、拙いメモです。。
まずはトルコでブレーンストーミング
・EUに入れない
・イスラム、キリスト教(イスラムを抑圧してきた)
・トルコアイス
・治安が悪い(アルメニア問題、クルド人)
・親日国家←トゥールーズ号事件で仲良くなりのちに日本も救われる
国際問題
・EU加盟
・クルド人
・カスピ海油田
トルコの隣国
ギリシャ
ブルガリア
シリア
イラク
イラン
グルジア
2008年8月にロシアと戦争、油田がある
(イスラエル)
トルコは、ヨーロッパ?中東?コーカサス?
未だに学説もさまざまある。
国際的なアイデンティティーの漂流が続く
注:コーカサス地方は黒海とカスピ海の間
「4年と4か月」・・・ぱっくさんが初めてのイイラの発表でトルコを扱ったのが、4年と4か月前
「トルコはイスラム国家で唯一の民主主義国」
★民主政の確立
⇔3度の軍部のクーデター・軍部の発言が強い
・・・トルコの建国には軍部が活躍した歴史がある
建国の父 「ケマル・アタテュルク」
★世俗主義を採用≒政教分離
ヨーロッパにならい、政教分離を実施
コーランのアラビア語をトルコ語に翻訳など
⇔
国民の99.8%がムスリム
2002年からイスラム政党であるAKPが与党になる
トルコのねじれ
イスラム国家であるにもかかわらず世俗主義
その結果
→民主的に選出された政党を軍部が打倒
多数派であるムスリムが信教の自由を侵害される
憲法などで信教の自由を明記はされていない。
イスラム教は政教不可分
軍部はケマル・アタテュルクのカリスマ性を引き継いで
国を繁栄させようとしている。
トルコとEU
EU加盟は、経済的、思想的な影響がある
トルコにとっては、EU加盟は国家的なアイデンティティに関わる
トルコとアメリカ
冷戦期は共産圏の防波堤として緊密な軍事協力
冷戦後は民主化のモデルとして期待
2003年のイラク戦争において、アメリカの基地提供を拒否し、
関係は悪くなった。
(クルド人を巡るアメリカのダブルスタンダードが不評)
PKKを中心とするクルド人テロ組織へのトルコ攻撃には消極的な関わり
トルコとイラク
イラクは、トルコに侵攻する一部のクルド人を野放しにしているとトルコに批判されている。
トルコは、イラクへの越境軍事侵攻でイラクに批判されている。
EUにとって、
トルコが加盟するメリット
思想的な広がり、市場の拡大など
トルコが加盟するデメリット
労働者の大量流入など
トルコとイラン~~仲介外交への期待と不安~~
イランには莫大な石油があったため、上手く付き合ってきた。
イランの核開発などにも理解を示し、IAEAの査察の受け入れと平和的核開発を要求
トルコとグルジア~~仲介外交~~
パイプライン建設で協力していた
ロシアとグルジアの衝突の仲介を果たそうとしたが、実際はあまり効果はなかったか??
トルコとイスラエル
イスラム国家の中で唯一イスラエルへ水供給を維持
アメリカの軍事兵器を仕入れられるという事情もある
トルコの外交戦略 ゼロ・プロブレムは成るか?
地政学的要衝としての立場を最大限に活かすとして、AKPは動き出している。
まずはイスラエルの批判を。。
イスラム神学者、ウラマーという集団
イランにおいては、ウラマーが政治も担っている。
スカーフ論争
トルコでは禁止されていたが、AKPが解除した。
国民がEU加盟を熱望しているのは、問題が山積みだからか?
誰かが守ってくれることを希望している。。
⇔
ゼロ・プロブレムでは、どこにも帰属しない路線?それならばどこからも守れない。
イスラム政党が与党になることは、EU加盟にとってマイナスなのでは?
AKPはイスラムでも穏便派なので、政策実行力がかわれて与党となった。
トルコの外交カードは?
★地政学的要衝(活かしきれるだけの資源はない)
★トルコ料理(は弱い)
特になく、アメリカに近づいてなんとかしようとした。
日本に似ている!?
1960年代に、アメリカを離れて国連外交で失敗した。
AKP登場の背景となる部分も似ている。
→小泉さん人気で盛り上がった日本と同様の盛り上がり
参考
ぱっくさんおすすめ写真掲載サイト
ビッグ・ピクチャーズ
→リンク貼ろうと試みるも見つからず・・・。見つけた方はコメントください。
文責927
Posted by 筑波大学国際問題研究会 at 14:24│Comments(3)
│活動報告
この記事へのコメント
毎回、的確なノートをありがとうございます!
二度勉強になります!
IIRAに行くたびに自分が成長するような気がします。
それくらい先輩たちの後輩への影響は大きいです...
私もいつか!
二度勉強になります!
IIRAに行くたびに自分が成長するような気がします。
それくらい先輩たちの後輩への影響は大きいです...
私もいつか!
Posted by かよ at 2009年02月13日 00:09
ぱっくさん、発表ありがとうございました!
すごく内容の濃くて興味深い発表で、さすがぱっくさんだなって感じでした。
途中で帰らなければならかったので、最後まで聞けなかったのが本当に残念です。
でも、トルコについて初めて知ることが多く、いろいろと勉強になりました。
これで最後の発表なのは少し寂しいですが、ぜひまたOBとしてイイラに遊びに来てください。
すごく内容の濃くて興味深い発表で、さすがぱっくさんだなって感じでした。
途中で帰らなければならかったので、最後まで聞けなかったのが本当に残念です。
でも、トルコについて初めて知ることが多く、いろいろと勉強になりました。
これで最後の発表なのは少し寂しいですが、ぜひまたOBとしてイイラに遊びに来てください。
Posted by おーたき at 2009年02月13日 00:34
ぱっくさんありがとうございました!!
最後の発表ということで、個人的にしみじみしつつ聞いていましたが(笑)、
内容の濃さはもちろん、論理の道筋もしっかりしていて
素晴らしかったです(´∀`)
本当にお疲れ様でした。
927さんも記録ありがとうございます!
最後の発表ということで、個人的にしみじみしつつ聞いていましたが(笑)、
内容の濃さはもちろん、論理の道筋もしっかりしていて
素晴らしかったです(´∀`)
本当にお疲れ様でした。
927さんも記録ありがとうございます!
Posted by くりぼー at 2009年02月13日 10:40