2011年03月02日
模擬国連とコラボしました!!
こんにちは。国際1年の原朋弘です。
遅くなってしまいましたが、IIRA史上初と思われるイベント、
IIRA×模擬国連のイベントを、2月の16日に開催いたしました(^O^)/
筑波模擬国連の人も合わせて、総勢10名と、多くの人が参加してくださいました。
両サークルに入っていない人も来てくれて、アツい議論を交わしました。
議題は、
「地球環境問題について」
まずは、IIRAの素敵なところを見せ付けるべく、IIRAを代表して、国際1年の井上さんが、地球温暖化についての概要を説明。
これは、前の週に練習したものです。
次に、模擬国連の人たちが、それぞれの国の立場に立って、ポスト京都議定書の行方を討論しました。
どのような枠組みが地球温暖化を防げるのか。
まずは中国。
「私たちは、途上国なので、温室効果ガスの排出を制限されたら困ります。京都議定書の延長を希望します。」
おお。なんか中国代表っぽい。
ってか中国代表です。
次に、アメリカ。
「私たちは、途上国の参加しない枠組みに参加しようとは思いません。根本的な解決にならないからです。そもそもアメリカにも貧しい地域はあるし。自分で努力します。京都議定書には入りません。」
おお。これは非難の嵐を呼びそうな発言ですね。
ってか非難の嵐をすでに呼んでますが…。
次は、日本。
「私たちは、アメリカが入らなくなり、途上国も入らない京都議定書は、延期すべきじゃないと主張します。それぞれの業種別に削減量を減らし、全体の削減量を決めていく、セクター別アプローチを今後取ってほしいです。」
あまり知られていないのですが、日本は、京都議定書の継続に反対しています。
そして、新しい枠組みを作って、より効果的なCO2削減を目指しています。
日本人の僕らですらあまりこのような政策を知らないのは問題ですが…。
最後は、ブラジル。
僕が、飛び入り参加で模擬国連になっちゃいました。
でも、代表ぶることはできませんでした。
「私たちは、「汚染者負担の原則」に基づき、過去どの国がどれだけ地球を汚したか、今どの国が地球を汚しているのかをもとにCO2を減らすべきだと考えています。」
実はブラジルは、電力の70%が水力発電。バイオエタノールの技術もトップクラス。
環境先進国なんです。
さあ、ここからアツい議論の始まりです。
案の定、責められるアメリカ。
「中国が入ったら考えるけど…。」「実際、温暖化は懐疑論もあるし…。」
と言ったり、
「アメリカは自分でやります」
っていったり、模擬国の人、反論がんばってました。
でも、責められ続ける。。。。
僕なら折れてます。
泣いちゃうかもしれません。
国連総会でも、アメリカってたいへんなんだろうなーー
それに対して中国は、
「私は途上国だから」
という鉄壁を持っています。
それを言ったら、なかなか
「それでもやれ!減らせ!」
とは一概に言えませんよね。
でも、そうであっても中国を参加させないと、地球は大変なことになっちゃうかも?
未来に対して責任を負うということは、
未来がどんなふうかわからないから、大変なことです。
別に、ぶっちゃけ、今はちょっと暑いなーーってくらいで、本当に危機的な状況じゃないからです。
それでも温暖化を防ぐには、何か削減した方にもメリットがないとやっていけません。
アメリカを責めたい気持ちはすごいわかるけど、
実際日本も、京都議定書の達成はほとんど絶望的です。
それは、どうしても削減しなくてはいけないという危機感がないからでしょう。
皆さんは、地球温暖化、どうしたら回避できると思いますか?
議論は白熱し、アメリカが責められ続けるまま、終了しました。
議論の後は、模擬国連のひとたちとご飯を食べに行きました。
あれだけけんか腰の議論をしても、模擬国の人たちはいい人にころっと変わるもんですね。
今回は、ただ自分の思った通りに議論をするというIIRAのスタイルとは違うスタイルで議論してみたということで、得るものはとても多かったです。
いいたいことが言えない半面、「自分」を持ち続けて議論することも大事ですよね。
でも僕は、IIRAののんびりした雰囲気がやっぱりいいなーって思いました。
また、模擬国とコラボしたいです。
やっぱり、いろんな視点から物事を見るのって大事ですね。
来年度、また楽しい企画をどんどん考えていきたいと思います。
先輩方、これを読んでる来年筑波に入ってくる新入生の皆さん(いるんかな?読んでる人・・・)、ぜひ、IIRAを今後ともよろしくお願いします。
新規参加、大募集です。
それでは。
遅くなってしまいましたが、IIRA史上初と思われるイベント、
IIRA×模擬国連のイベントを、2月の16日に開催いたしました(^O^)/
筑波模擬国連の人も合わせて、総勢10名と、多くの人が参加してくださいました。
両サークルに入っていない人も来てくれて、アツい議論を交わしました。
議題は、
「地球環境問題について」
まずは、IIRAの素敵なところを見せ付けるべく、IIRAを代表して、国際1年の井上さんが、地球温暖化についての概要を説明。
これは、前の週に練習したものです。
次に、模擬国連の人たちが、それぞれの国の立場に立って、ポスト京都議定書の行方を討論しました。
どのような枠組みが地球温暖化を防げるのか。
まずは中国。
「私たちは、途上国なので、温室効果ガスの排出を制限されたら困ります。京都議定書の延長を希望します。」
おお。なんか中国代表っぽい。
ってか中国代表です。
次に、アメリカ。
「私たちは、途上国の参加しない枠組みに参加しようとは思いません。根本的な解決にならないからです。そもそもアメリカにも貧しい地域はあるし。自分で努力します。京都議定書には入りません。」
おお。これは非難の嵐を呼びそうな発言ですね。
ってか非難の嵐をすでに呼んでますが…。
次は、日本。
「私たちは、アメリカが入らなくなり、途上国も入らない京都議定書は、延期すべきじゃないと主張します。それぞれの業種別に削減量を減らし、全体の削減量を決めていく、セクター別アプローチを今後取ってほしいです。」
あまり知られていないのですが、日本は、京都議定書の継続に反対しています。
そして、新しい枠組みを作って、より効果的なCO2削減を目指しています。
日本人の僕らですらあまりこのような政策を知らないのは問題ですが…。
最後は、ブラジル。
僕が、飛び入り参加で模擬国連になっちゃいました。
でも、代表ぶることはできませんでした。
「私たちは、「汚染者負担の原則」に基づき、過去どの国がどれだけ地球を汚したか、今どの国が地球を汚しているのかをもとにCO2を減らすべきだと考えています。」
実はブラジルは、電力の70%が水力発電。バイオエタノールの技術もトップクラス。
環境先進国なんです。
さあ、ここからアツい議論の始まりです。
案の定、責められるアメリカ。
「中国が入ったら考えるけど…。」「実際、温暖化は懐疑論もあるし…。」
と言ったり、
「アメリカは自分でやります」
っていったり、模擬国の人、反論がんばってました。
でも、責められ続ける。。。。
僕なら折れてます。
泣いちゃうかもしれません。
国連総会でも、アメリカってたいへんなんだろうなーー
それに対して中国は、
「私は途上国だから」
という鉄壁を持っています。
それを言ったら、なかなか
「それでもやれ!減らせ!」
とは一概に言えませんよね。
でも、そうであっても中国を参加させないと、地球は大変なことになっちゃうかも?
未来に対して責任を負うということは、
未来がどんなふうかわからないから、大変なことです。
別に、ぶっちゃけ、今はちょっと暑いなーーってくらいで、本当に危機的な状況じゃないからです。
それでも温暖化を防ぐには、何か削減した方にもメリットがないとやっていけません。
アメリカを責めたい気持ちはすごいわかるけど、
実際日本も、京都議定書の達成はほとんど絶望的です。
それは、どうしても削減しなくてはいけないという危機感がないからでしょう。
皆さんは、地球温暖化、どうしたら回避できると思いますか?
議論は白熱し、アメリカが責められ続けるまま、終了しました。
議論の後は、模擬国連のひとたちとご飯を食べに行きました。
あれだけけんか腰の議論をしても、模擬国の人たちはいい人にころっと変わるもんですね。
今回は、ただ自分の思った通りに議論をするというIIRAのスタイルとは違うスタイルで議論してみたということで、得るものはとても多かったです。
いいたいことが言えない半面、「自分」を持ち続けて議論することも大事ですよね。
でも僕は、IIRAののんびりした雰囲気がやっぱりいいなーって思いました。
また、模擬国とコラボしたいです。
やっぱり、いろんな視点から物事を見るのって大事ですね。
来年度、また楽しい企画をどんどん考えていきたいと思います。
先輩方、これを読んでる来年筑波に入ってくる新入生の皆さん(いるんかな?読んでる人・・・)、ぜひ、IIRAを今後ともよろしくお願いします。
新規参加、大募集です。
それでは。
Posted by 筑波大学国際問題研究会 at 13:10│Comments(0)
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